当記事では、ビートルズの楽曲「恋する二人(I Should Have Known Better)」について紹介しています。
私が一番好きなビートルズの曲は恋する二人(I Should Have Known Better)です。
超有名な「イエスタデイ」でもなければ、「レット・イット・ビー」でもありません。
高校生の頃に初めて聞いた時に衝撃を受けて以来、ずっとお気に入りの楽曲になっています。
ハーモニカを使うビートルズ初期のスタイルとジョンのハスキーで切なさを感じさせるボイスがマッチした曲で、元気なビートルズらしさを感じます。
恋する二人(I Should Have Known Better)は、ビートルズの3枚目のオリジナルアルバムで同名映画のサントラ盤でもある「ア・ハード・デイズ・ナイト」(邦題「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」)の2曲目に収められています。
1曲目の「ア・ハード・デイズ・ナイト」のジョージの奏でるギターリフがフェイドアウトして余韻に浸っているのもつかの間の事、ジョンの吹くハーモニカとアコースティックギターの元気のいいリズムのイントロが始まります。
恋する二人(I Should Have Known Better)は日本受けがよい楽曲と言われていて、諸外国よりも日本での人気が高い楽曲です。
ビートルズの初主演映画『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』の中では列車で移動中のトランプゲームに興ずるシーンで使われています。
余談になりますが、恋する二人(I Should Have Known Better)が流れる映画のシーンでは、後にジョージの恋人になるパティー・ボイドが出演しています。
当時。彼女はまだ19歳で、映画の中ではビートルズファンの女学生役で登場しています。
どういった経緯でジョージと交際する様になったのか?詳細はわかりませんが、ジョージが最初に彼女に言った言葉の一つは「結婚しないかい?」だったそうです。
それに対して彼女が笑いで反したので、ジョージの次の言葉が「じゃあ、結婚してくれないなら、今夜夕食でもどう?」と言った。というエピソードが残っています。
暫くして二人は付き合う様になりました。
なので「恋する二人」はジョージとパティ・ボイドの恋のキューピットの役割を果たした曲。
「恋する二人」の二人はこの曲で出会ったジョージとパティの二人なのかな?と勝手に思ったりしています。
話がそれてしまいましたが、話を元に戻しますと。「恋する二人」は元気さを感じる曲です。
サウンドトラック盤ではジョンのボーカルはダブルトラックで、サビの部分のファルセットも素敵ですね。
全体から受ける印象は、元気な曲なんだけどジョンのハスキーな声質のなせる技なのでしょうか、何故か切なさを感じます。
映画の中では、列車で移動中の貨物置場の檻の中で歌われているシーンと、ラストのコンサートシーンでも再び歌われるシーンが見られます。
ラストのコンサートシーンで、ジョージが間奏を弾くシーンで、リズムに合わせながらクネクネと内股ステップをするシーンも見られます。
アメリカ盤では、シングル「ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!」のB面曲として1964年7月13日にリリースされています。
イギリス盤だとB面が「今日の誓い」なので、アメリカとイギリスではB面の曲が違うということですね。
イギリスでは1976年に「イエスタデイ」のB面曲としてシングルカットされています。
ビートルズの解散後6年目の事です。解散後でもシングルが発売されるのってビートルズくらいしかあり得ないですよね。
この映像は初めて見ました。映画「ア・ハード・デイズ・ナイト」の時に撮られたものなのでしょうか。
しかし、ビートルズって本当に凄いバンドです。
「恋する二人」が収められたアルバムは「ア・ハード・デイズ・ナイト」、邦題は「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」です。
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