1963年8月23日に発売されたビートルズの4枚目のシングルシー・ラブズ・ユー(She Loves You)。カップリング曲はアイル・ゲット・ユー(I'll Get You)です。
どちらの曲もビートルズの初期の代名詞とも言えるYeahという歌詞が出てきます。
イギリス全土が恋したシー・ラブズ・ユー(She Loves You)
4枚目のシングルレコード、作詞・作曲はジョンとポールの共作です。
当時ビートルズはツアー中でツアー中に作られました。
曲全体を通してジョンとポールのユニゾンとハーモニーが響き渡るツインリードボーカルです。
そこにジョージのハーモニーとーコーラスが加わる構成です。
ジョンとポールのツインリードボーカルはビートルズの真骨頂ですね。
ジョージのギターもいい味を出しています。
それぞれソロの楽曲もいいのですが、ジョンとポールの声がかけあう絶妙なユニゾンとハーモニーが素晴らしい。
1+1が2ではなく4になる感じといいますか不思議な切なさを醸し出す感じです。
シー・ラブズ・ユー(She Loves You)は1963年8月23日に発売されると瞬く間にスマッシュヒットを飛ばしてビートルズにとって初のミリオンセラーを記録します。
イギリスのシングル・レコードの売り上げ記録も樹立して、1960年代で最も売れた楽曲です。
シー・ラブズ・ユー(She Loves You)の発売前からイギリス国内でビートルズは圧倒的な人気を誇っていましたがその人気を不動のものにした曲です。
というか解散までのビートルズの活動期間を通して最もエポックメイキングな曲なんじゃないかなと思います。
ビートルズの場合名曲が多いのですが、頭一つ抜きんでているのがシー・ラブズ・ユー(She Loves You)。
イギリス全土が恋した曲という表現がぴったりです。
1960年代で最も売れたシングル盤、収録すればアルバムの売り上げに貢献すると思うのですが、何故かイギリスで発売されたオリジナル・アルバムには収録されていません。
プリーズ・プリーズ・ミーのアルバムの時の突貫録音の様な売れているうちにリリースしてしまおうという戦略が変わってきたのかもしれませんね。
曲展開が素晴らしくイントロ無しでいきなりリンゴのドラムで始まりエンディングのYeah Yeah Yeah Yeahのハーモニーまでの構成が計算し尽くされていて聞く人の心をつかんで離さない作品となっていてビートルズの躍動感が伝わってきます。
若くて元気あるなぁ!と思うし、今現在聞いても古さを全く感じない。逆にシンプルが故の新鮮さを感じます。
アイル・ゲット・ユー(I'll Get You)
アイル・ゲット・ユー(I'll Get You)は1960年代で最も売れたカップリン曲。
こちらもシー・ラブズ・ユー(She Loves You)と同じく曲をとおしてジョンとポールのツインリードボーカル。そこにジョージがコーラスで加わる。
時にはユニゾンで、時には高温と低音に分かれてハーモニーを奏でています。
ジョンのちょっとハスキーで切なさを感じさせる声にポールの張りのある高音の声が重なると不思議な魅力が溢れてくるのを感じます。
リードギターのソロパートが無いので、全編とおしてジョンとジョージのツインリズムギター構成になっています。
まとめ
1963年8月23日に発売されたビートルズの4枚目のシングルシー・ラブズ・ユー(She Loves You)。カップリング曲はアイル・ゲット・ユー(I'll Get You)でビートルズ初のミリオンセラーになりました。
全編を通してジョンとポールのユニゾンとハーモニーで構成されていて、ジョージが更にコーラスで加わるビートルズマジックが炸裂しています。
1960年代で最も売れた曲で、初期ビートルの若々しくて元気のあるイメージを定着させた曲。そしてイギリス全土が恋した曲です。
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