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ビートルズ・フォー・セール(アルバム)

ビートルズ・フォー・セールの画像 アルバム
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当記事では、ビートルズ・フォー・セール(アルバム)の紹介をしています。

ビートルズ・フォー・セールは、ビートルズの4作目のイギリス盤公式オリジナル・アルバムです。

オリジナル10曲、カバー4曲の計14曲で構成される、ビートルズ4枚目のアルバム。

ビートルズ・フォー・セール(アルバム)の発売日

1964年12月4日

ビートルズ・フォー・セール(アルバム)のセッション

制作されたのはビートルズが人気絶頂の1964年の8月から11月。

ビートルズ・フォー・セール(アルバム)の特徴

それまでのアルバム3作に共通する元気のいい楽曲から変化が見られ、かなり落ち着いた曲作りとジャケット写真が印象的です。

この後、音楽をアートに昇華していく事になるビートルズのターニングポイントに位置するアルバム。

特にジョン・レノンの作風に変化が見られ、以降、自叙的な曲を作ることに傾倒していきます。

「アイム・ア・ルーザー」は、ジョンがボブ・ディランの影響を受けていることを自らも語っています。

翻訳すると「ビートルズ売り出し中」というタイトルは、クリスマスセールに引っ掛けたものと言われています。

このアルバムが録音された時期のビートルズは、超多忙な時期でした。
ツアーをこなしながら、曲を作りツアーとツアーの合間にアルバムの録音をする。

前作では全曲、ジョンとポールのオリジナル楽曲でしたが、タイトなスケジュールの中でタイトなアルバム発売までに、さすがのジョンとポールもオリジナル曲を作りきれませんでした。

クリスマスセールに間に合わせるという発売時期を守る為に、初期の2アルバム同様にカバー曲を収録しています。

私の持論ですが、ビートルズのカバー曲は本家が霞むくらいの出来になるので大歓迎です。

ツイスト・アンド・シャウト、プリーズ・ミスター・ポストマンといったカバー力がビートルズの持ち味で、ビートルズの為に作られた曲なんじゃないかな?と思うくらいに自分たちのものにするのですから。

今作でも、ロックン・ロール・ミュージックがいい例ですね、ジョンのボーカルとジョージ・マーティンのアレンジでビートルズを代表するロックに仕上がっています。

50年近く経った、今聞いても古さを感じさせずに魂を感じる。

私が10代の時に初めて聴いたロックン・ロール・ミュージックに衝撃を受けてから30年経った今聴いても変わらない魅力を感じます。いつの時代に聞いても新鮮さを感じるジョンのボーカル。

ビートルズ・フォー・セール(アルバム)の制作背景

ビートルズは1964年に世界各地でツアーや公演活動を行っており、非常に多忙な日々を送っていました。8月11日にEMIレコーディング・スタジオで録音を開始しましたが、アメリカツアーのため作業は中断されました。9月29日から本格的な制作が再開され、イギリスツアーの合間を縫って作業を進めました。録音は10月18日に完了し、11月4日までにミキシングや編集作業が行われました。

クリスマス商戦に間に合わせるため、わずか3週間という短期間で制作されたこのアルバムは、時間的制約から14曲中6曲がカバー曲となっています。

ビートルズ・フォー・セール(アルバム)の特徴

ジャケット・デザイン: 秋のロンドン・ハイドパークで撮影された、笑顔ではなく憂いを帯びた表情のビートルズの写真が使用されています。

音楽性: 前作に比べて少し暗く大人しい雰囲気を持つ曲が多く、ジャケットデザインにもその雰囲気が反映されています。

オリジナル曲: 時間的制約があったにもかかわらず、8曲のオリジナル曲が収録されています。

ボブ・ディランの影響: 「I'm A Loser」などの曲には、ボブ・ディランの影響が見られます。

ビートルズ・フォー・セール(アルバム)の注目すべき曲

No Reply: ジョンの作品で、アルバムのオープニングを飾る印象的な曲です。

I'm A Loser: ボブ・ディランを意識して作られた曲で、ジョンのハーモニカソロが特徴的です。

Eight Days A Week: このアルバムの中で最も知られている曲の一つです。
Mr. Moonlight: ジョンの歌唱の素晴らしさが際立つ曲です。

ビートルズ・フォー・セール(アルバム)の収録曲

アナログA面
1.ノー・リプライ(No Reply)
イントロ無しでいきなり始まるジョンのボーカルが印象的。

2.アイム・ア・ルーザー(I'm A Loser)

ジョンがボブ・ディランの影響を受けて作った作品。

エド・サリバン・ショーの動画で、サングラスをかけてハーモニカーホルダーを付けてボブ・ディランを意識したスタイルでアコースティックギターを弾きながら歌うかっこいいジョンの姿を見ることが出来ます。

余談ですが、私は勝手にジョンの髪の色は黒色だと思っていたのですが、エド・サリバン・ショーでアイム・ア・ルーザー(I'm A Loser)を歌うジョンを見て栗毛色だと気付きました。

かっこ良すぎて、男から見ても惚れ惚れします。

3.ベイビーズ・イン・ブラック(Baby's In Black)

ジョンとポールのダブル・リードボーカルです。ライブ映像では間奏の部分では楽器を奏でながら踊るような動きを見ることができます。

日本公演でも歌われています。

4.ロック・アンド・ロール・ミュージック(Rock And Roll Music)

この曲はジョンの独壇場です。いつもはハーモニーで参加しているポールもジョージも楽器演奏者になっています。ライブで演奏されていたツイスト&シャウトの代わりになった曲というイメージが私はしています。

5.アイル・フォロー・ザ・サン
ポールの曲。私はアルバム『ヘルプ』のコンセプトに合っている曲だと思っています。

6.ミスター・ムーンライト」(Mr. Moonlight)
ジョンのボーカルが炸裂する名カバーです。デビュー前のハンブルグライブでも演奏しています。

日本来日後に放送された特番の中でも使用されていて心象に残ります。

7.カンサス・シティ/ヘイ・ヘイ・ヘイ・ヘイ(Kansas City/Hey, Hey, Hey, Hey)
ポールのボーカルが凄いという事を見せつけてくれるカバー曲。
ポールの唸るようなシャウトはホントに凄い。

アナログB面

1.エイト・デイズ・ア・ウィーク(Eight Days a Week)
ジョンとポールのハーモニーが光る曲

2.ワーズ・オブ・ラヴ(Words of Love)
ジョンの低音の効いたボーカルが全編通して流れる、ギターのリフもナイスな一曲。

3.ハニー・ドント(Honey Don't)
リンゴの持ち味である、どこかとぼけた様なボーカルに癒されます。

4.エヴリー・リトル・シング(Every Little Thing)
ジョンが歌うと切なく聞こえてしまうという不思議感があります。

5.パーティーはそのままに(I Don't Want To Spoil the Party)
ジョンのしゃがれたボーカルに切なさを感じる曲

6.ホワット・ユー・アー・ドゥーイング(What You're Doing)
ポールの曲です。私はアルバム『ヘルプ』のコンセプトに合っていると思っています。

7.みんないい娘(Everybody's Trying To Be My Baby)
ジョージのボーカル
1965年のフランス公演でライブ映像を見る事ができます。

まとめ

ビートルズ・フォー・セール(アルバム)の紹介をしました。

このアルバムは、オリジナル曲とカバー曲が混在しており、ビートルズの音楽性の変化と成長が感じられる作品となっています。

特にA面の冒頭3曲(No Reply、I'm A Loser、Baby's In Black)は、ジョンのソングライティングが絶頂期にあったことを示す高品質な楽曲となっています。

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