当記事では、ビートルズの7枚目のアルバム「リボルバー( Revolver)」のジャケット、収録曲について紹介しています。
リボルバー( Revolver)は1966年8月5日に発売されたビートルズの7作目のイギリス盤公式オリジナル・アルバムです。
次作のサージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band)アルバムと並んでサイケデリックアルバムと言われています。
サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band)まではいきませんが、LSDを体験したメンバーが新境地を切り開いたサイケデリックな臭いを感じるアルバムになっています。
全体的な印象は「ラバー・ソウル」の延長線上にあるのですが、サイケデリック色が強くなっていて、特にジョンの作風に顕著な変化がみられます。
又、彼らがコンサート活動をしていた時期に発売された最後のアルバムになります。
コンサート活動を止めた後、大きくアートな世界に舵をきっていくビートルズですが、本作までは芸術とポップミュージックが、よいバランスで調和していてアイドルと呼んでいいビートルズの最後のアルバムになります。
この後のアルバムはアイドルから脱皮したアーティストビートルズになっていきます。
リボルバー(アルバム)のジャケット
リボルバー(アルバム)が名盤といわれるのは音楽はもちろんですが芸術的なモノクロのジャケットも。
ジャケットをデザインしたのはクラウス・フォアマン。
クラウス・フォアマンはビートルズがデビューする前からビートルズと交流がありました。
ジョンから次のアルバムジャケット用の案を考えてくれないかな?という電話を受け、リボルバー(アルバム)のジャケットをデザインすることに。
私はスタジオへ向かい、全曲聴かせてもらった。ひたすら驚いた私はインスピレーション(ひらめき)がどんどんわいてきた。彼らは未来に向けてあまりにも大きな一歩を踏み出していた。「ラブ・ミー・ドゥ」や「抱きしめたい」などのわかりやすい曲が好きなファンが、例えば「トゥモロー・ネバー・ノウズ」を受け入れられるのか心配になるほどだった。シンバルやギターソロの逆再生音など、一般のポップリスナーが消化するにはかなりハードな内容だったはずだ。
リボルバー( Revolver)の収録曲
アナログA面#
1.タックスマン(Taxman)
イントロのジョージのカウントがかっこいい、ポールのベースラインも冴えています。
ベースの印象が強く残るナンバーに仕上がっています。
2.エリナー・リグビー(Eleanor Rigby)
弦楽八重奏の音が耳に残る名曲です。
3.アイム・オンリー・スリーピング(I'm Only Sleeping)
4.ラヴ・ユー・トゥ(Love You To)
5.ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア(Here, There And Everywhere)
6.イエロー・サブマリン(Yellow Submarine)
7.シー・セッド・シー・セッド(She Said She Said)
ジョンの作品で、ロサンゼルスでのヘンリー・フォンダとの印象的な出会いのエピソードをテーマにした楽曲。
アナログB面
1.グッド・デイ・サンシャイン(Good Day Sunshine)
2.アンド・ユア・バード・キャン・シング(And Your Bird Can Sing)
3.フォー・ノー・ワン(For No One)
4.ドクター・ロバート(Doctor Robert)
5.アイ・ウォント・トゥ・テル・ユー(I Want To Tell You)
6.ゴット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ(Got To Get You Into My Life)
7.トゥモロー・ネバー・ノウズ(Tomorrow Never Knows)
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