当記事では、ビートルズの楽曲Girl(ガール)について紹介しています。
Girl(ガール)は、1965年に発売された6枚目のイギリス盤公式オリジナル・アルバム「ラバー・ソウル」に収録されています。
ソング&ライティングのクレジットはレノン=マッカートニーですが、ジョンによって書かれた楽曲です。
イントロ無しでジョンのハスキーで哀しげなボーカルで始まるアコースティック色の強いメランコリックなラブバラード。
Girl(ガール)のレコーディングは、ビートルズが人気絶頂の1965年11月11日にEMIスタジオで行われています。
ジョンとジョージがアコースティック・ギターを演奏しています。
ジョンの考案で新しい試みとして、ブレスの音を使い親密な感じを出そうとジョンのボーカルの合間に、ブレス音が含まれています。
ポールの記憶によると「ジョージ・マーティンが声に特別なコンプレッサーをかけて、そこにジョンがダビングしたんだ」と語っています。
高音のバッキング・ボーカルが加えられ、中間部ではポールとジョージが「tit(おっぱい)」という単語を繰り返して歌っています。
ポールは「ビーチ・ボーイズが"la la la la"と歌っているのに影響を受けたけど、同じ事はしたくないので代わりの言葉を探して見つけた言葉」と語っています。
全編にわたり寂し気なアコースティックギターの音色と、これまた寂し気なジョンのハスキーなボーカルが見事にマッチした名曲といえます。
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